こんにちは。病院の元相談員(社会福祉士)みどりです。

母は高齢で一人暮らし。仕事や自分の家庭のこともあってなかなか会いに行けないから無事で過ごしているのか心配。

元気だった父親。病気をして、退院はできたものの、以前とは違い一人で住ませておくのが心配になった。でも同居はできないしなぁ…
そんなお悩みや心配をお持ちの方は多いのではないでしょうか。そんな時に利用できるのが安否確認・見守りサービスです。
今回の記事では介護保険の申請をしていなくても、誰でも申し込めば利用できるサービスをご紹介します。
- 宅配弁当サービス
- センサー見守りサービス
- 家電に付属している見守りサービス
以下ひとつずつ詳しく説明します!
宅配弁当サービス
家に冷凍や冷蔵のお弁当を届けてくれる宅配弁当サービスは介護保険が無くても申し込める、誰でも利用できるサービスです。

86歳一人暮らしの私の祖母も宅配弁当を利用していますよ。
宅配弁当は安否確認としても利用できる!
宅配弁当は単にお弁当を届けてくれるだけでなく、一人暮らしの高齢者の安否確認にも利用できます。
- 「ワタミの宅食」
コープ・生協のお弁当宅配
- 市区町村の配食業者
どのように安否確認が行われるのかというと、配達員が訪問した際に応答がなかったり、異変に気づいた場合に関係機関や指定された連絡先に連絡が入るというシステムです。業者により多少システムは異なります。
毎日冷蔵弁当を注文している方であれば、毎日配達員の訪問があるために安否確認が高頻度で可能です。
詳しくはコチラの記事で解説していますのでぜひご覧ください。
ちなみに安否確認サービスの他にもメリットが2つあります。
- 配達員の方とコミュニケーションもとれる
- 健康的な食事がとれる
配達員の方とコミュニケーションもとれる
配達員の方は担当エリアがあるので、ほぼ毎日同じ方が配達に来てくれることが多いです。短い時間ではありますが、受け渡しの際にコミュニケーションを取ることができます。
一人暮らしの方にとって、毎日同じ時間に同じ人が来てくれるというのは安心感を与えてくれるものですよ。
健康的な食事がとれる
管理栄養士監修のメニューかつ塩分控えめのお弁当がほとんどなので、スーパーのお惣菜を買って食べるよりも健康的で栄養バランスが整った食事が摂れます。
電子レンジで温めるだけ等、調理が簡単なのも高齢の方にとってはありがたいですよね。
見守りサービス付き宅配弁当を利用している感想
我が家は、見守りサービスでセンサーをつけることに祖母が抵抗を示したため「監視されている感」が少なく、食事の心配も軽減する宅配弁当サービスを導入することとなりました。
見守りサービス付き宅配弁当を利用している祖母と私達家族の感想をお伝えします。

毎日同じ方が届けてくれるし、もし私に何かあってお弁当を受け取れない場合は緊急連絡がいくので安心です。お弁当もおいしくいただいています。

一人暮らしの母は遠方に住んでいるため、なかなか様子を頻繁に見に行けません。安否確認をしてくれるのはとてもありがたいです。
食事もきちんと食べているか心配でしたが、お弁当を注文してからは安心できました。

デイサービスなどに行かなくても他者とコミュニケーションが取れ、安否確認ができるため宅配弁当サービスの導入はよかったと思っています。
祖母にも合ったサービスなのではないでしょうか。
センサー見守りサービス
手厚い見守り希望なら「セコム」
トイレなど必ず通る生活同線にセンサーを設置。動きがないとセコムに異常信号が届くシステムです。
- 握るだけでセコムに緊急通報できるペンダントの貸し出し
- 火災発生を感知すればブザーでお知らせ&セコムに通報
- 空き巣の侵入があればセコムに通報
上記のように様々なサービスがあり、手厚い見守りを希望する方にはセコムがおすすめです。
高齢者見守りサービス(親の見守り)|ホームセキュリティのセコム (secom.co.jp)
夜間が心配なら「まもる~の」
ベッドの下にセンサーを取り付けるだけで工事不要。入眠・起床時間や、脈拍・呼吸を家族のスマホで確認することができます。
夜間の様子が心配な方へおすすめです。
まもる~の 遠隔介護みまもりセンサー (zipcare.co.jp)
家電に付属している見守りサービス
お薬を飲めているか心配ならFUKU助
設定した時刻に薬を出してくれるロボットがFUKU助。薬を取り出すと家族へ連絡がいく仕組みになっています。
熱中症注意喚起、ゴミ収集日お知らせ機能もついており、服薬管理だけでないのが魅力。
お薬をきちんと飲めているのかが気になる方にオススメです。
ポットを毎日使う方なら象印みまもりほっとライン
ポットの使用状況(電源のオン、給湯、保温)が家族のスマートフォンから確認できるサービスです。
センサーの見守りに比べると手薄ではありますが、ポットを毎日使用する習慣のある方にはオススメです。
「今日はポットを使用していないから連絡をしてみようかな?」という安否確認の連絡を入れるタイミングも見計らえるので良いですね。

まとめ
この記事のポイント
・介護保険の申請をしていなくても利用できる見守り・安否確認サービスはある。
・宅配弁当、センサー見守り、家電付属見守りなど種類はさまざま。
こちらで紹介した以外にもたくさんの安否確認・見守りサービスがあります。どのようなサービスがあるのかを知り、選択肢が増えることでご自身や家族に合ったサービスを選ぶことができるので「まずは知ること」が大切です。
この記事が「知ること」の手助けになれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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