こんにちは!病院の元相談員、みどりです。
高齢の両親のために食事のサポートをしてあげたいんだけど、忙しくてできない…。
お弁当を自宅に届けてくれるサービスって食品系の企業がしているのよね?
このような認識の方は多いと思いますが、実は自治体にも独自の配食サービスがあります。
自治体の配食サービスの
- 4つの特徴
- メリット・デメリット
を詳しくご紹介します。
自治体が行う配食サービスの特徴
自治体が行っている配食サービスには4つの特徴があります。
自治体が認めたサービスで安心
退院後に初めて配食サービスを受けるけど、どんな感じだろう?
家族で協力して自炊するほうが安心かな?
退院後の生活は、自分の体調に不安を抱えてスタートされる方も多くいらっしゃるかと思います。少しでも不安は取り除いていきたいものです。
自治体の配食サービスは基本的に業務委託。実際には委託業者からお弁当が届きますが、自治体が信頼して委託している業者なので、初めて配食サービスを受ける方でも安心して利用することができます。
自治体が実施する配食サービスに申し込む際は、自治体に申請すればOK!
自治体によって申込条件や配食の回数などは異なるので、事前にどんなメニューが配達されるかなどしっかり確認しましょう。
一度ご自身やご両親の住む自治体で
「○○市 配食」などと検索してみてください。
安否確認サービス付き
自治体が行っているサービスには、安否確認サービスがついているものが多いです。
安否確認サービスとはお弁当を届ける際に本人に手渡しで「本人が受け取ったか」を確認してくれるサービス。
万が一、インターホンを鳴らしても出てこない場合は、あらかじめ登録された緊急連絡先に連絡が入ります。
「見守りサービス」などとも呼ばれています。
ひとり暮らしの高齢者の方やご家族の方は
安心できますよね。
民間のお弁当宅配でも安否確認サービスを行っている会社もあります。詳しくはこちら。
申込には条件あり
民間のお弁当宅配とは異なり、誰でも申し込めるものではありません。
例えば
- 介護保険の要介護、要支援を持っているか
- 高齢者の一人暮らしまたは高齢者のみの世帯か
などなど市町村により条件は異なります。
条件があるため、サービスを申請してから審査もあります。
自治体の配食サービスを申し込むのであれば早めに申し込むことを
オススメします。
食事制限への柔軟な対応が難しい
市町村の配食サービスは、普通食(塩分など制限なし、固さも普通)に限られることも多いです。
おそらくコストや制限食を作る労力の問題だと思われます。
やわらか食などの用意をしてくれる市町村もありますが、自分の希望する食事を届けてくれるのか必ず確認しましょう。
食事制限があったり、飲み込めるやわらかさが限られている方は民間のお弁当宅配がオススメです。
自治体の配食サービスのメリット・デメリット
4つの特徴を踏まえたうえでの、メリットとデメリットはこちら。
- メリット:安否確認サービスとセットのものが多く、離れて暮らす家族が安心できる
- デメリット:制限食、やわらか食などに細かく対応していない
自治体の配食サービスが向いている方は、以下の2点に該当する方です。
- 自治体の配食サービスが向いている方
- ・提示される条件(要介護認定など)に当てはまっている
・安否確認が必要または欲しい
このような方は、自治体の配食サービスを検討の余地ありです。
一方で、「やわらかさや食事制限にこだわりたい!」という方には民間のお弁当宅配がオススメです。
まとめ
自治体が行っている配食サービスについて紹介しました。
特徴は、以下の4点。
- 自治体が認めているので安心できる
- 安否確認サービス付き
- 申込みには条件あり
- 食事制限への柔軟な対応が難しい
安否確認サービスは民間のお弁当宅配でも行っている業者がありますが、自治体が認めているサービスということで安心感が違います。
- 要介護認定などの条件を満たしている
- 離れて暮らす家族の安否を確認したい
この2点に該当する方は検討の余地ありです。
一方で、食事制限や飲み込める固さが制限されている方は民間のお弁当宅配をおすすめします。
費用や配食の回数食事の制限など様々な条件を考えて、自分に合った配食サービスを探しましょう。
配食サービス探しに困る場合は、入院中であれば病院スタッフに相談してみてください。「病院のスタッフ」って誰に相談したらいいの?と疑問に思った方はこちら。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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